米・豚・牛の放射性物質

 牛肉の放射能汚染で出荷停止の報道が続いている。

 牛肉で出たので、米も同じようになるのではと検査体制が強化されつつある。茶で基準値以上の値が出たので、米もという発想である。また、豚の産地があるので、豚にまで拡がろうとしている。

 米は、茶とは違うと思っている。茶は根から放射性物質を吸収したのではなく、降り積もった放射性物質が葉から入り、一番活発な新芽に集まったようだ。早めに茶の葉の上部を刈り込めば、来年には基準値以下になるのではないだろうか。茶の場合と同じように、米でも根からの吸収で穂の部分にそれほど集中しないのではないか。また、米の開花時期には空中の放射性物質が以前に比べれば少なくなっているので、問題ないのではないか。基準値を上回るところは、相当限定されると思う(少ないと予想している)。限定されるから、県単位の出荷停止でなく、もっと小さな地域での対応でよいのではないかと思っている。

 豚については、福島県の方の内部被爆の検査結果からみて、それほど心配しなくてよいのではと思っている。

 ・福島県の方の内部被爆の検査で、大量に被爆されている人が少ないこと。
 ・放射能汚染されていない地下水を使うこと。
 ・密閉された飼料倉庫から飼料を供給していること。

 現状では、上記のようになっているので基準値以下の放射能レベルになるでしょう。ただし、今後、地下水が放射能物質で汚染される可能性があるので、地下水の定期的な検査をした方がよい。水道を使うのがよいかもしれない。

 牛については、水・飼料・わらを密閉したところから供給すれば基準値以下になるのではないだろうか。放射性物質が体の
外に排出されるから、放射性物質の体内への入りを抑えれば徐々に減っていくと思う。成牛では期間から見て難しいので、子牛の段階で気をつければ基準値以下になると思うのだが。